アルカディア郷山紀行~新たな自分に出逢える郷山へ~

アルカディア郷山紀行
~新たな自分に出逢える郷山へ~

東洋のアルカディア(桃源郷)
Story

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たいそう暑かったが、快い夏の日であった。
会津の雪の連峰も、日光に輝いていると、
冷たくは見えなかった。

⽶沢平野は、南に繁栄する⽶沢の町があり、
北には湯治客の多い温泉場の⾚湯があり、
まったくエデンの園である。

A GARDEN OF EDEN.

米、綿、とうもろこし、煙草、麻、藍、大豆、茄子(ナス)、くるみ、水瓜、
きゅうり、柿、杏、ざくろを豊富に栽培している。

実り胖に微笑する大地であり、アジアのアルカディア(桃源郷)である。

イザベラ・バード『日本奥地紀行』(高梨健吉訳)平凡社ライブラリーより

今から150年以上も前の1878年、
英国人の女性旅行家イザベラ・バードは東京から北海道まで旅をしました。

日本での旅の目的の一つは、
文明開花間もない日本の人々の生活、文化を見たいという想いがあり、
旅の大部分を通訳従者「イトウ」が案内しました。
日本での旅は旅行記「日本奥地紀行」にまとめられています。

イザベラ・バードは3ヶ月にも渡る旅において、
置賜地方のことを「実り胖に微笑する大地であり、アジアのアルカディア(桃源郷)である。」と記しています。

【関連記事】イザベラ・バードと東洋のアルカディア

Tour

アルカディア郷山紀行は、
旅人である彼方がイザベラ・バードのように
東洋のアルカディアを巡り、感じ、想い、
「日本奥地紀行」記録する旅です。
貴方だけの特別な体験を
アルカディアの案内人イトウがご案内します。
この地に住まう人々の暮らしや、
脈々と育まれてきた文化に触れ、
人生を見つめ、
人生を深めるひとときとなるでしょう。

モニターツアー

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アルカディアへの⼊⼝、イザベラ・バードが通った道「⿊沢峠」。
今から500年以上前の1512年、うっそうとした森を切り抜けるように3,600枚の⽯が敷かれた。
イザベラ・バードが通ったときのように、稲藁でつくった蓑や三度笠を⾝につけて歩く。

「⿊沢峠」⼊⼝。幾千もの往来する⼈々を⾒守ってきた。今も地域の⼈たちによって、峠道を守り継いでいる。

案内役「イトウ」が東洋のアルカディアへ旅⼈を連れて⾏く。
⾔葉での説明は最⼩限に、旅⼈には⾃然の匂いや⾳、⾵を五感・六感で感じてもらう。
※イトウはイザベラ・バードを横浜から北海道まで案内した、⽇本で初めての通訳案内⼈。

⿊沢峠から暫く⾞で移動し、イザベラ・バードが東洋のアルカディアと称した地を眺められる「仏⼭展望台」へ。
⼭々に囲まれた⼤地には牧歌的な⽥園⾵景が広がり、⼈々の暮らしの豊かさが垣間⾒える。

旅⼈は思い思いの時間を過ごす。
イザベラ・バードが旅した当時の⾵景と⼈々の暮らしを想像したり、故郷と照らし合わせたり。そして、これからはじまるアルカディアの滞在に期待を膨らませる。

⼈⽣を振り返る。
この地には⼼を穏やかに⼈⽣を巡らせる時間がある。

アルカディアに暮らす住⼈との交流。
お茶、お漬物、蜜柑と、客⼈をもてなすときに⾷卓にあがる⼀品をいただきながら、何処から来たのか、なぜ旅をしているのか、どのような暮らしをしているのかなど⽇常的な会話を交わし、お互い打ち解け合っていく。

⺠家訪問は旅⼈へのサプライズ。案内⼈がいないと⽴ち⼊ることは難しい。

蔵を改装した屋内で、家の主の趣味である習字を⾒せてもらう。⽇本の⼀コマに触れながら交流を深める。

アルカディアエリアの⼀⾓、⻑井で1000年以上続く⿊獅⼦の舞。年に1度の機会に間近で⾒学する。
⻑井は⽔が集まる地域で、度々⽔害がおこる地域であった。⿊獅⼦は川の流れを象徴し、⽔の脅威を鎮め、⽔の恵みへの感謝を表す⽔の神様である。

真剣な眼差しで⾒⼊る。⿊獅⼦の頭や胴の紋様、舞の意味の説明を受けながら。

尊い横笛と太⿎の⾳⾊が神社の境内、付近の家々へ響き渡る。地域の⼈たちの誇りは⼤⼈から⼦どもへ、そして次の世代へ受け継がれる。

⿊獅⼦の演者たちとの直会に参加。直会とは神事の参加者が、神事の最後に供物や酒を飲⾷し、⾝を清めること。演者たちとの距離感の近い交流は、かけがえのないひとときに。

近くの畑で採れた無農薬野菜や穀物を中⼼とした郷⼟料理を提供する「なごみ庵」。専業農家の⼥将と、農業好きな友⼈の⼆⼈ではじめられた。
⼊⼝にはイザベラ・バードが旅した時代にも使われていた⺠具が飾られ、⾷事をいただく空間は、⽇本の往年の時代を感じさせてくれる。

囲炉裏で暖をとりながらの何気ない会話を交わす。

⼭菜の和物、漬物、凍み⾖腐、お麩の唐揚げ、冷や汁など、地域で昔から⾷べられてきた郷⼟料理が並ぶ。料理は全て⼿づくりで、優しい味付けにホッとする。

⼗分⼀⼭(じゅうぶいちやま)からアルカディアを望む。イザベラ・バードが綴った『⽇本奥地紀⾏』に「⽶沢平野は、南に繁栄する⽶沢の町があり、北には湯治客の多い温泉場の⾚湯があり、まったくエデンの園である。
鍬で耕したというより鉛筆で描いたように美しい」と記録している。

旅で通ってきた道をなぞる。今と150年前を想像しながら、往来する⼈々のことを思い巡らせながら。

イザベラ・バードは⽬の前の⾚湯の町で過ごし、⼗分⼀⼭の脇を通り北上した。
エデンの園と称したアルカディアを眼下に眺めながら、旅の思い出を旅⼈と共有する。

旅のはじまりに渡される旅の記録帖は、⽩鷹の深⼭地区で400年以上もつくられてきた深⼭和紙を綴ったもの。「深⼭和紙⼯房」では、旅で印象に残った情景や好きな草⽊をちぎり絵で表現し、唯⼀無⼆の旅の記録帖をつくる。

⾊とりどりの和紙を⼩さく千切って糊付けし、旅の記録帖を彩る。
表紙、裏表紙、中⾯と好きな⾴に表現。和紙は保存環境が良ければ朽ちることなく、百年、千年と保存できます。旅をし感じたことをいつかの後世に伝えることも。

つくり⼿と、旅仲間と談笑しながらちぎり絵を完成させていく。いつしか夢中になり、ときには⾔葉数が少なくなることも。そうして、あっという間に1時間経過する。

深⼭和紙⼯房の隣、古⺠家「のどか村」での昼⾷。“のどか”とは静かで穏やかな雰囲気を表す、⽇本ならではの⾔葉。郷⼭の味覚をいただく。

のどか村は、築160年以上も経つ養蚕農家の⺠家を移築した建物。イザベラ・バードが旅をした当時、⽩鷹町周辺は養蚕が盛んな地域であった。

旅の終盤、旅仲間同⼠打ち解けあい、それぞれの⽣まれ育った故郷のこと、仕事のこと、旅のことを話しながら残りの時間を過ごす。


コース内容

旅行代金 1人当り300,000円(税込)(2名様以上でお申込ください)
旅行期日 5月15日から10月30日の間の期間で2泊3日(お申込の際、ご希望の期日をお知らせください。)
但し:8/10~8/15期間中は除く
旅行行程 こちらをご参照ください
予約期限 実施日の30日前
交通手段 2名様の場合:貸切中型タクシー
3名様~6名様の場合:貸切ジャンボタクシー
服装 歩きやすい服装や靴でお越しください。足元が悪い場合は長靴をお貸ししますので、靴のサイズをお申込時にお知らせ下さい。
旅行代金に含まれるもの 宿泊代(2泊)、食事代(朝食2回 昼食3回 夕食2回)、ガイド代、旅の記録帖、貸し出し備品(蓑・三度笠・長靴など)
最少催行人数 2名
定員 6名

ツアーガイド

丸山 邦昭

”まち歩き”のボランティア組織を仲間と立ち上げ活動中。深い郷土愛が自慢です。
イザベラ・バードが150年前に感じた”東洋のアルカディア”を、より多くの方々に感じてもらえるよう、心を込めてご案内いたします。

沼澤 亨

二児の父。前職の旅行会社所属時には、日本全国・世界各国を巡り、現在は地元長井市に在住。
自宅から見える風景を眺めながら、「桃源郷」を感じる毎日を送っています。

<お申し込みにあたり>

■旅のこと
地域のありのままの姿に触れていただきます。ご案内するところは観光地ではなく、⼈々が暮らす⽇常です。観光サービスを求める⽅はお申し込みをご遠慮ください。

■案内⼈のこと
案内⼈(イトウ)は、⼈々が暮らす⽇常へ⼊るためのガイドの役割を担います。単なる通訳ではなく、地域を感じ、地域に住まう⼈たちとの交流を促す役割であることをご承知おきください。

■⾷べ物について
アレルギーやベジタリアン、ヴィーガンなど、申し込み時にご記載下さい。

■旅をする⽇
当ツアーは、地域住民の方々との交流があるため日程調整のうえ旅行期日が確定いたします。そのため、お問合せ時に旅行期日の希望日を記載してください。ご希望日の30日前までにお願い致します。

お申込み・お問い合わせ

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わたしたちの意志

アルカディア郷⼭紀⾏は、当組織(⼀般社団法⼈やまがたアルカディア観光局)設⽴時から掲げているミッションを成すためにつくりあげた旅です。
⽴ち寄る先々が地域の未来を担う⼈たちへ継承できるよう、旅⾏代⾦の⼀部を峠道や展望台、街並みの環境整備、祭りごとの運営資⾦に使わせていただきます。

MISSION [東洋のアルカディアを子どもたちへ]
私たちは、この地に住む人、働く人、訪れる人とともに、
精神的にも経済的にも幸福度の高い地域をつくりあげ、次世代につないでいきます。
VISION [日本最強のローカル]
~豊かな風土、持続可能なコミュニティ、いつでも帰れる、みんなを迎えられる心のふるさとやまがた~
緑や花に囲まれた、美しい里山風景。
人々が行き交い、まちは住まう人の笑顔に包まれ、活気に満ち溢れている。
住む人、働く人、訪れる人は、「東洋のアルカディア」と呼ばれるこの地に想い馳せる。
この地に暮らすことを誇り、100 年、はるか先まで続く”日本最強のローカル”を目指します。
BRAND
CONCEPT
やまがたアルカディア
~新たな自分に出逢える郷山~

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