第六回地域通訳案内士研修会

アルカディア活動日誌

2026年9月18日(金)

欧米豪からのインバウンド旅行者に対応できる、地域密着型の外国語ガイド体制の整備を目的とした「地域通訳案内士研修会」の第6回を開催しました。

今回は、実際に地域を歩きながら、長井市・白鷹町の歴史や文化、そして地域の人々の営みに触れる「実地研修」を行いました。

今回の講師は、第2回の研修でもお世話になった「黒獅子の里案内人」の渋谷さん。

長井市内を歩きながら、松ヶ池公園、皇大神社、やませ蔵、山一醤油、けん玉ひろばSPIKe、小桜館、旧丸大扇谷、貿上醤油、總宮神社など、長井の歴史や文化を感じられる場所を巡りました。

実際にまちを歩いてみると、普段何気なく通り過ぎている場所にも、歴史や地域ならではの物語がたくさんあります。

地域通訳案内士として観光客をご案内するためには、場所の名前や歴史を知っているだけでなく、「この地域ならではの魅力をどう伝えるか」という視点も大切です。

今回の街歩きでは、そうしたガイドの視点を持ちながら、長井のまちを改めて見つめ直しました。

地域の「人」から学ぶ、長井の魅力

山一醤油では、9代目当主の齋藤さんから、醤油づくりやお店の歴史などについて詳しくご説明いただきました。

地域に根付く商いの歴史を、実際にその場所で、当主の方から直接お話しいただける貴重な機会となりました。

続いて訪れたのは「けん玉ひろばSPIKe」。

地域通訳案内士の受講生でもあるシェルビーさんから、長井とけん玉の関わりや、けん玉についてご説明いただきました。

さらに、SPIKe管理人のリンドンさん、トーマスさんには、迫力のあるけん玉パフォーマンスを披露していただきました!

実際のパフォーマンスを目の前にすることで、けん玉を「見る・知る」だけではなく、観光客に体験してもらう際の楽しさや魅力についても考えることができました。

總宮神社では、宮司の安部さんから神社の歴史や文化についてご説明いただきました。

日本独自の文化である神社について、外国人観光客にどのように伝えるのか。

前回の語学研修で学んだ「日本独自のものを英語で説明する」という内容ともつながる、実践的な学びとなりました。

午後は白鷹町へ。伝統文化を体験

午後は、白鷹町深山和紙センターを訪れ、高橋さんから深山和紙についてご説明いただきました。

深山和紙の歴史や、地域に受け継がれてきたものづくりについて学んだ後は、実際に深山和紙づくりを体験しました。

地域に残る伝統文化は、話を聞くだけではなく、実際に「見て、触れて、体験する」ことで、より深く理解することができます。

深山和紙の後は「山峡紅の里」へ移動。

紅花マイスターで紅花の館主宰でもある今野さんから白鷹町の紅花や、その歴史・文化についてご説明いただきました。

その後は、実際に紅花染めを体験。

山形県の県花でもあり、白鷹町を代表する地域資源でもある紅花に直接触れ、染めの工程を体験することで、地域に受け継がれてきた文化をより身近に感じることができました。

今回の実地研修では、長井市の街歩きから白鷹町の伝統文化体験まで、地域に根付くさまざまな「もの・場所・人」に触れる一日となりました。

地域通訳案内士として、外国人旅行者に地域の魅力を伝えるためには、まず自分たちがその土地を知り、そこで暮らす人々の思いや文化に触れることが大切です。

実際に歩き、話を聞き、体験する。

そうして得た自分自身の「体験」や「気づき」こそ、訪れる方に地域の魅力を伝える際の大切な引き出しになるのではないでしょうか。

ご協力いただいた皆さま、貴重なお時間とお話をありがとうございました!