自然を楽しみ癒しと活力で
人生を満たす

森林や川、
あふれる自然が小国町の魅力
大人が本気で楽しむ姿が未来をつくる

(一社)やまがたアルカディア観光局
戦略会議委員
村上 小百合氏

小国町の観光事業、施設運営等を手がける「おぐに白い森株式会社」で営業企画を担当している、村上小百合さん。国際資格を持つヨガインストラクターであり、観光局の旅行商品「ブナの森リトリートツアー」では森林ヨガの指導を行っている。
20代で大手スポーツ用品メーカーを退職。単身カナダに渡り、スポーツビジネス専門学校でスキープログラムを学んだ後、現地でアクティビティガイドを務めていた村上さんに、小国町の魅力と現在の活動について伺った。

ーカナダから小国町に移住したきっかけは?

東日本大震災がひとつの契機でした。日本に戻ろうと考えたときに、夫の出身地である小国町なら、いいなと思いました。子育ての環境としても都会より適していますし、何より車で5分のところにスキー場があるのがよかったんです。冬季は町営の横根スキー場の運営管理をさせていただいていますが、30分でも時間があったら滑りに行ってます(笑)。マウンテンバイクもサップもできますし、私のライフスタイルは、カナダにいる頃とあまり変わっていません。

ーヨガ指導のやりがいは?

町の人が元気に過ごしていければいいなと思っています。カナダではアスリートの街にいたので、強いヨガをやっていたんですね。それをそのまま小国町でやってみたら全くダメでした。あまり身体を動かしていない生徒さんが満足できる、寄り添う内容の教室が必要だと思い、介護予防運動指導士とシニアヨガの資格を取得しました。1時間教室に来て、身体じゃなく口だけ動かして帰ったとしても、それはそれでいいんです。いかに楽しくやるかを大事にしています。

ー森林ヨガなど、小国町の魅力を活かした素敵な企画もされていますね。反応はどうですか?

先日3名の方が参加されましたが、それぞれお一人ずつのお申し込みでした。全然知らない人がここで出会い、友達になったりするのはすごいなと思いました。一人で門を叩くのは勇気が必要ですし、緊張もすると思うので、私たちがその扉を取っ払って「誰でもウェルカムです!」という姿勢を見せていくようにしています。あとは、もっと町内の方が森林ヨガに参加して下さるといいですね。近すぎて魅力が伝わらないのか、山や川が近くにある環境にも関わらず、利用する大人が少ないのは残念に思います。
 これから冬に向けての企画も考えています。小国町はアルカディア観光局に加入して日が浅く、まだ手探りの状態ですが、観光局と一緒にお手伝いできることはどんどんやっていきたいです。知らない人が「なにやってるんだろう?」と思わず振り返るくらい、自分たちが本気で楽しむ姿勢を大事にやっていきたいですね。

PROFILE

村上 小百合(むらかみ・さゆり)

群馬県高崎市出身。おぐに白い森(株)営業企画課主任。全米ヨガアライアンス(RYT200)、ヨガインストラクター。介護予防運動指導士。キッズダンス教室 PEAK 主宰。やまがたアルカディア観光局戦略会議にも参画。